こよいの本棚 / 『作りたい女と食べたい女』が好きな人へ。ごはんの似てる漫画4冊

『作りたい女と食べたい女』が好きな人へ。ごはんの似てる漫画4冊

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元の作品『作りたい女と食べたい女』(ゆざきさかおみ)

少食だけれど料理好きで一人暮らしの野本さんは、つい作りすぎてしまいます。隣の隣の部屋に住む、よく食べる春日さんを夕食に誘ったことから二人の交流が始まる話で、女性の生きづらさに向き合うごはんマンガとして紹介されています。女性同士の恋愛も描かれます。

ここでは「作ることと食べること」が人との時間に結びついている4冊を選びました。レシピつきの本も2冊あります。

きのう何食べた?

よしながふみ / 講談社

明日の晩ごはんを考えながら眠りたい夜に。

都内で暮らす男性カップル、弁護士の筧史朗と美容師の矢吹賢二の日常を描く料理マンガです。史朗が毎日作る夕食の献立と手順が、物語の軸になっています。講談社漫画賞を受けています。

同性カップルの食卓、という点で作りたい女と食べたい女にいちばん近い本です。こちらは献立と手順がそのまま読める点が違います。親の老いや病気も出てきますが、重い描写は少なめです。

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ワカコ酒

新久千映 / コアミックス

今日は誰にも気を使わず、ひとりで食べたい夜に。

26歳の会社員・村崎ワカコが、仕事帰りに一人で飲み屋に入り、酒と肴を味わう話です。1話1品の読み切り型なので、どこから開いても構いません。

作りたい女と食べたい女が「作って一緒に食べる」なら、こちらは「外でひとりで食べる」本。相手がいなくても食べる時間は満たせる、という組み合わせです。お酒が主題なので、飲まない人には向かないかもしれません。

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眠れぬ夜はケーキを焼いて

午後 / KADOKAWA

眠れないなら何か焼いてしまおうか、という夜に。

眠れなくて不安な夜の過ごし方として、夜中にお菓子を焼くことを描くコミックエッセイです。1巻の副題は「きっと、大丈夫。孤独な夜に寄り添う12のレシピ」。パウンドケーキやスコーン、ガトーショコラ、プリンなど、漫画とレシピがセットになっています。

野本さんの「作りすぎてしまう」気持ちに近い、作ること自体が目的になる本です。誰かと食べる話ではなく、ひとりの夜に手を動かす話。作りたい女と食べたい女の「作る側」だけを取り出した一冊で、料理レシピ本大賞のコミック賞を受けています。

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泣きたい夜の甘味処

中山有香里 / KADOKAWA

甘いものをひとつだけ、誰かに出してほしい夜に。

クマと鮭が営む、夜だけ開く甘味処が舞台です。出すのは温かいお茶と甘いもの一品だけ。仕事に疲れて泣きたい人が店に迷い込み、少し元気になって帰る短い話の連作で、お菓子のレシピも11品ついています。

春日さんのように「食べる側」で読める本です。作る人と食べる人のやり取りが軸にある点は同じで、こちらは一話がとても短く、絵本に近い読み心地。1冊で完結しています。

読む前に: 一部に、夫を亡くした女性の話があります。描き方は穏やかです。

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