こよいの本棚 / 『違国日記』が好きな人へ。次に読みたい、似てる漫画4冊

『違国日記』が好きな人へ。次に読みたい、似てる漫画4冊

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元の作品『違国日記』(ヤマシタトモコ)

35歳で人見知りの小説家・高代槙生が、姉夫婦の葬式で親戚の間をたらい回しにされていた15歳の姪・朝を勢いで引き取ります。親子でも友達でもない二人の同居を描いた話で、全11巻で完結しています。

出発点は朝の両親の事故死と喪失です。ここでは「年の離れた二人の距離感」と「失ったあとに暮らしを続けること」のどちらかが重なる4冊を選びました。

メタモルフォーゼの縁側

鶴谷香央理 / KADOKAWA

誰かとゆっくり仲良くなる話を読みたい夜に。

夫に先立たれた75歳の雪さんと、書店でバイトする17歳のうらら。偶然出会ったBL漫画という共通の趣味から、年の差58歳の友情が育っていきます。全5巻で完結です。

槙生と朝のように、年齢も立場も違う二人が対等に向き合うところが似ています。違国日記より重さは少なく、夫との死別や老いが出てきても描き方は穏やかです。

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凪のお暇

コナリミサト / 秋田書店

周りに合わせすぎて、自分がすり減った夜に。

空気を読みすぎた28歳の会社員・凪が、職場で過呼吸を起こして倒れ、仕事も住まいも恋人も手放して「お暇」に入る、元手100万円の人生リセットコメディです。全12巻で完結しています。

どちらも、それまでの暮らしが急に途切れたところから、新しい生活を組み立てていく話です。違国日記は同居、凪のお暇はひとり暮らしで、凪のお暇のほうはコメディとして紹介されています。

読む前に: 過呼吸と職場の同調圧力、元恋人の支配的な言動、母親との確執が描かれます。

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『凪のお暇』が好きな人に、似てる4冊

海が走るエンドロール

たらちねジョン / 秋田書店

何かを失ったあと、それでも始めたい夜に。

65歳を過ぎて夫と死別した茅野うみ子が、何十年ぶりかに映画館を訪れ、映像を学ぶ美大生の海と出会います。自分は映画を「作る側」に回りたいのだと気づき、美大に入って映画づくりに挑む話です。全9巻で完結しています。

喪失のあとに始まる暮らし、年の離れた相手との出会い、という二つの点が違国日記と重なります。こちらは始める側が65歳。老いも出てきますが、重い描写は少なめです。

読む前に: 夫との死別が物語の出発点です。

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マイ・ブロークン・マリコ

平庫ワカ / KADOKAWA

大切な人のことを、静かに思い出したい夜に。

ブラック企業で働く会社員のシイノトモヨが、親友イカガワマリコの突然の死をニュースで知ります。シイノはマリコの遺骨を実家から奪い、マリコが行きたがっていた海へ遺骨と旅に出ます。全1巻です。

違国日記と同じく、突然の死別から物語が始まります。ただしこちらは同居ではなく、ひとりの旅。4冊の中でいちばん重く、明るい気分の夜には向きません。

読む前に: 親友の自死、父親からの虐待、交際相手からの暴力が描かれます。

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つらい気持ちが続くときは、ひとりで抱えずに相談してください。相談窓口は厚生労働省の「まもろうよ こころ」(新しいタブで開きます)にまとまっています。