こよいの本棚 / 『きのう何食べた?』が好きな人へ。食卓と暮らしが似てる、漫画とエッセイ4冊

『きのう何食べた?』が好きな人へ。食卓と暮らしが似てる、漫画とエッセイ4冊

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元の作品『きのう何食べた?』(よしながふみ)

都内で暮らす男性カップル、弁護士の筧史朗と美容師の矢吹賢二の日常を描く料理マンガです。史朗が毎日作る夕食の献立と手順が物語の軸になっています。二人が周りに言うかどうかや親との関係、親の老いや病気も出てきますが、重い描写は少なめです。2026年10月時点で25巻まで刊行されています。

ここでは「毎日の食卓」と「誰かと暮らす時間」のどちらかが重なる4冊を選びました。漫画が3冊とコミックエッセイが1冊です。

作りたい女と食べたい女

ゆざきさかおみ / KADOKAWA

ふたり分の夕飯を、誰かに作ってあげたい夜に。

少食だけれど料理好きで一人暮らしの野本さんは、つい作りすぎてしまいます。隣の隣の部屋に住む、よく食べる春日さんを夕食に誘ったことから二人の交流が始まる話です。女性の生きづらさに向き合うごはんマンガとして紹介されていて、女性同士の恋愛も描かれます。2026年10月時点で6巻まで刊行されています。

女性同士の食卓と、そこから生まれる関係を描く点で、きのう何食べた?にいちばん近い本です。こちらは「作りすぎる人」と「よく食べる人」の組み合わせで、女性の生きづらさに向き合う話として紹介されています。

読む前に: 家父長的な実家との確執が描かれます。

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『作りたい女と食べたい女』が好きな人に、似てる4冊

ワカコ酒

新久千映 / コアミックス

今日は作らず、外でひとりで食べたい夜に。

26歳の会社員・村崎ワカコが、仕事帰りに一人で飲み屋に入り、酒と肴を味わう話です。1話1品の読み切り型なので、どこから開いても構いません。2026年10月時点で27巻まで刊行されています。

史朗の食卓が「作って二人で食べる」なら、こちらは「外でひとりで食べる」本です。毎回ひとつの料理をきちんと味わうところは同じ。お酒が主題なので、飲まない人には向かないかもしれません。

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ひらやすみ

真造圭伍 / 小学館

ふたり暮らしの、何でもない夕方を眺めたい夜に。

29歳のフリーター・ヒロトが近所のおばあちゃんから平屋を譲り受け、山形から上京した18歳のいとこ・なつみと二人で暮らし始めます。舞台は阿佐ヶ谷や高円寺で、季節の移ろいの中で周りの人たちとの日常が描かれます。2026年10月時点で10集まで刊行されています。

史朗と賢二の暮らしのように、二人で暮らす毎日が軸にある本です。こちらは恋人同士ではなく、いとこ同士の二人暮らし。献立や手順の話ではなく、周りの人たちとの日々が続いていきます。

読む前に: おばあちゃんの死が話の始まりにあります。

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『ひらやすみ』が好きな人に、似てる4冊

大家さんと僕

矢部太郎 / 新潮文庫

ごはんの相手が家族でも恋人でもない、そんな夜に。

お笑い芸人の「僕」が、都内の木造2階建ての家の2階を借りて暮らします。1階に住む上品な高齢の大家のおばあさんと、お茶や食事などの日々のやり取りを重ねていく、実話ベースのコミックエッセイです。続編に『大家さんと僕 これから』があります。

史朗と賢二の食卓のように、血のつながりのない二人が食事を重ねる本です。こちらは少しずつ親しくなっていく過程が描かれます。料理の手順は出てきませんが、「誰かと食べる時間」が暮らしの中心にある点は同じ。

読む前に: 大家さんの老いが描かれます。続編『これから』では別れも描かれます。

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