こよいの本棚 / 『凪のお暇』が好きな人へ。暮らしを立て直す、似てる漫画4冊

『凪のお暇』が好きな人へ。暮らしを立て直す、似てる漫画4冊

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元の作品『凪のお暇』(コナリミサト)

28歳の会社員・大島凪は、空気を読みすぎて周りに合わせ続けた結果、職場で過呼吸を起こして倒れます。仕事を辞め、引っ越し、交際相手とも離れて、元手100万円で人生をいったんリセットする「お暇」に入る話です。全12巻で完結しています。

ここでは「いったん止まる」「暮らしを組み直す」のどちらかが重なる4冊を選びました。凪のような笑いの多さは、本によって違います。

ひらやすみ

真造圭伍 / 小学館

リセットしたあとの、穏やかな日々を覗きたい夜に。

29歳のフリーター・ヒロトが近所のおばあちゃんから平屋を譲り受け、上京した18歳のいとこ・なつみと二人で暮らし始めます。阿佐ヶ谷や高円寺を舞台に、季節の移ろいと周りの人との日常を描く話です。

凪が「お暇」で探しているような、急がない暮らしが最初からここにあります。公式の紹介は日常と季節が中心で、凪のお暇とは別の穏やかさがあります。

読む前に: おばあちゃんの死が物語の始まりにあります。

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『ひらやすみ』が好きな人に、似てる4冊

あした死ぬには、

雁須磨子 / 太田出版

体の調子が前と違う、と感じはじめた夜に。

映画宣伝会社で働く42歳で独身の本奈多子が、汗や苛立ちが続いて更年期を疑いはじめ、ある夜の激しい動悸で救急車を呼びます。中学の同級生で専業主婦の塔子など、40代の女性たちが仕事や人間関係、体の変化に向き合う群像劇です。全4巻で完結しています。

凪が28歳で立ち止まったなら、こちらは40代で体のほうが先に立ち止まる話です。題名は強いものの、内容は毎日の仕事と体調に向き合う記録に近く、文化庁メディア芸術祭の優秀賞を受けています。

読む前に: 更年期の不調に加え、知人ががんで余命宣告を受ける話があります。

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夫の扶養からぬけだしたい

ゆむい / KADOKAWA

誰かに頼らず自分の力で立ちたい、と思い直した夜に。

出産・育児を機に漫画家の夢をあきらめた専業主婦のももこが主人公です。ワンオペで家事と育児に追われ、夫のつとむに協力を求めると心ない言葉を返されます。夫のモラハラに悩んだももこが、扶養から抜け出して自立しようと決める一冊です。

凪が職場の人間関係から離れたように、ももこは家庭の中の力関係から抜け出そうとします。同じ立場にある人には、読んでいてつらい場面があるかもしれません。

読む前に: 夫による精神的なモラハラ、ワンオペ育児、経済的に頼るしかない状況が中心です。

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違国日記

ヤマシタトモコ / 祥伝社

ひとりの暮らしに、思いがけず誰かが加わった夜に。

35歳で人見知りの小説家・槙生が、姉夫婦の葬式で親戚の間をたらい回しにされていた15歳の姪・朝を勢いで引き取ります。親子でも友達でもない二人の同居を描く話で、全11巻で完結しています。

凪の引っ越し先での新しい人間関係と同じく、こちらも予定になかった同居から暮らしが組み上がっていきます。出発点に家族の死がある分、凪のお暇よりも重いテーマを含みます。

読む前に: 朝の両親の事故死と喪失が出発点で、親子関係の確執も描かれます。

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『違国日記』が好きな人に、似てる4冊