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換毛期のブラシ選び:スリッカー・ラバー・コーム、どれを使う?

スリッカーブラシ・ラバーブラシ・コームなど、種類の違うペット用ブラシが並んだイラスト

換毛期のブラシは「どれか一本」ではなく、被毛のタイプと目的に合わせて役割の違う道具を組み合わせるのが基本です。 Which brush should you use during shedding season? There is no single answer: slicker brushes, rubber brushes, bristle brushes and combs each have a different job, and the right pick depends on your pet's coat.

まずこれだけ覚えればOK

ダブルコートの下毛かきにはスリッカーブラシ、シングルコートや猫の仕上げにはラバーブラシ。どちらも仕上げに獣毛ブラシやコームで艶を出すのが基本の流れです。

🔍 ちょっと寄り道:生まれ持った気質という意味では、人にも生年月日から占う視点があります。気になった方は黒曜診断を覗いてみてください。

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この記事で紹介する4タイプ:

  • スリッカーブラシ — ダブルコートの下毛をかき出す主力
  • ラバーブラシ — シングルコートや猫の仕上げ・マッサージに
  • 獣毛ブラシ・コーム — 艶出しの仕上げ用
  • アンダーコート除去ツール — 抜け毛の量そのものを減らしたい人向け

スリッカーブラシ:ダブルコートの下毛をかき出す主力

柴犬のようなダブルコート犬の抜け毛シーズンに最も活躍するのが、スリッカーブラシです。細い金属のピンがびっしりと並んだ構造で、表面の上毛をかき分けて、その下にたまった古い下毛をとらえてくれます。換毛期に「掃除しても掃除しても毛が出てくる」と感じるとき、原因の多くは皮膚の近くに残った下毛です。

表面をなでるだけのブラシではここに届きにくいため、根元から下毛をかき出せるスリッカーブラシが主力になる、というわけです。選ぶときの目安は、ピンの先が丸く加工されていて皮膚への当たりがやわらかいこと、そして愛犬の体格に対して大きすぎないこと。

小さめのヘッドのほうが、お腹や脚のつけ根といった細かい部分にも使いやすくなります。ピンが細いぶん力加減には注意が必要なので、手の甲に当てて痛くない程度の力で、毛の流れに沿って動かすのが基本です。ダブルコートの子と暮らしているなら、まず一本そろえておきたい道具といえるでしょう。

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ラバーブラシ:シングルコートや猫の仕上げ・マッサージに

プードルのようなシングルコートの犬や、猫のお手入れに向いているのがラバーブラシです。ゴムやシリコンでできたやわらかい突起が肌にやさしく、抜け毛をまとめながらマッサージ効果も期待できるのが持ち味です。下毛の少ないシングルコートに金属ピンのスリッカーブラシを使うと皮膚への負担が大きくなりがちですが、ラバーブラシならその心配が少なく、なでるように動かすだけで表面の抜け毛が集まってきます。

ブラッシングが苦手な猫や、金属のブラシを怖がる子でも、ラバーブラシの感触なら受け入れてくれることが多いのもうれしいところ。「お手入れの時間を嫌なものにしない」という意味でも、最初の一本として選びやすい道具です。

手のひらにはめるミトン型と、持ち手のあるブラシ型があるので、体をなでる延長で使いたいならミトン型、しっかり毛を集めたいならブラシ型、と目的に合わせて選ぶとよいでしょう。ダブルコートの子でも、スリッカーブラシのあとの仕上げやシャンプー中の泡立てに使えるので、一本あると出番の多い道具です。

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獣毛ブラシ・コーム:艶出しの仕上げ用

スリッカーやラバーブラシで抜け毛を取り除いたあと、毛並みを整えて艶を出すのが獣毛ブラシとコームの役割です。獣毛ブラシは豚毛や猪毛などの天然毛を使ったブラシで、毛の表面をなでることで毛並みがそろい、自然な艶が出てきます。抜け毛を取る力は強くないので、これ一本で換毛期を乗り切ろうとすると物足りなさを感じるかもしれませんが、「仕上げ」と割り切って使うと、見た目の印象がぐっと変わります。

コームは金属の歯が並んだくし型の道具で、毛の絡まりや取り残した毛玉がないかを確かめるのに向いています。ブラッシングの最後にコームをすっと通し、引っかかる場所があればそこがまだ整っていないサイン。

特に長毛種では、コームが引っかからずに通るかどうかが、お手入れの仕上がりを確かめるひとつの目安になります。どちらも派手さはない道具ですが、「ブラシで取って、コームで確かめて、獣毛ブラシで艶を出す」という流れの締めくくりとして、あると仕上がりの満足度が変わる一本です。

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アンダーコート除去ツール:抜け毛の量そのものを減らしたい人向け

「毎日掃除しても追いつかない」というダブルコートの子の飼い主さんに向いているのが、アンダーコート除去ツールです。刃のような細かい歯で下毛だけを効率よくすき取る構造で、換毛期の抜け毛の量を大きく減らせるのが最大の魅力。スリッカーブラシで少しずつかき出すのに比べて、一度に取れる量がまるで違うため、初めて使ったときの手応えに驚く方も多いようです。

ただし、この道具には使い方の注意点があります。取れる量が多いぶん、使いすぎると本来残しておくべきオーバーコート(上毛)まで削ってしまい、被毛が薄くなったり毛並みが傷んだりする原因になりかねません。そのため、毎日のブラッシングはスリッカーブラシやラバーブラシに任せ、アンダーコート除去ツールは月に1〜2回程度に留めるのが無難と考えられます。

皮膚に強く当てないことも、スリッカーブラシと同じく大切です。「抜け毛の量そのものを減らしたい」という明確な目的があり、使う頻度をきちんと守れる方にとっては、換毛期の頼もしい味方になってくれる道具です。

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豆知識プラスワン

ブラシは「抜け毛を取る道具」と「毛並みを整える道具」の二種類に分けて考えると選びやすくなります。スリッカーブラシとアンダーコート除去ツールは前者、獣毛ブラシとコームは後者。ラバーブラシはその中間で、抜け毛を集めつつマッサージにもなる、いいとこ取りの一本です。

ミニクイズ:アンダーコート除去ツールは、毎日使うほど効果的?(タップして答えを見る)

こたえ×。使いすぎると残しておくべきオーバーコート(上毛)まで削ってしまうため、月に1〜2回程度に留めるのが無難と考えられます。毎日のお手入れはスリッカーブラシやラバーブラシに任せましょう。